湿度計というと価格やデザインで選びがちですが、本来の目的を考えればセンサーに重要性があることが分かります。現在の湿度を測定する湿度計は、センサーの性能や精度によって正確さが決まるので、そこにコストが掛けられていない低価格の製品の精度はそれなりとなります。デザイン重視の製品も同様に、正確性にはあまり期待できませんし、同一メーカーの同一製品であってもばらつきが見られるはずです。多少の誤差は想定内だとしても、10%も違えばそれは誤差が大き過ぎですし、湿度計のセンサーが故障していると考えてもおかしくないです。

製品には必ず誤差の範囲の表記が義務づけられていますから、比較検討して購入する際には、精度の表記を確認することをおすすめします。湿度計のセンサーは、空気中の水分に反応して数値を変えるので、加湿器のように水蒸気が発生する装置や、乾燥した空気が発生する除湿機の近くに置くと数値が狂います。エアコンやストーブの風があたる場所も同様ですから、湿度計の設置は直接風があたらない場所を選ぶことが大切です。センサーは選び方も大事ですが、扱い方も重要ですし、間違えてしまうと折角の精度が出しなしになるので注意が必要です。

具体的には高温になる場所や冷凍庫内に置いたりしない、水を掛けたり浸したり落下して衝撃を与えないなどが挙げられます。特に、水に関係する温度変化や湿度変化は良くないですから、正しく選んで使うことが肝心です。

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