飲食店は、材料を仕入れ調理を行いお客さんに提供するサービスを行っているわけですが、飲食店にはレストランなどのようにお店で料理を提供するお店だけでなく、お弁当を作りテイクアウトメニューの形で提供を行っているところも少なくありません。特に、コロナ感染症の影響で店舗の内での食事をするよりも持ち帰りをしたい、このようなことを考える人が増えていることからもテイクアウトでの提供を行っている飲食店も増えています。HACCPは材料の受け入れについて、一般衛生管理のポイントを確認するよう義務付けが行われていますが、材料の受け入れ段階では店内での料理提供やテイクアウトメニューなどに関係なく同じような考え方で進めることができます。HACCPでの材料の受け入れは、何時・どのように・問題があった場合、この3つをそれぞれ取り決めておく必要があります。

安全な料理をお客さんに提供するためには、安全な材料を使うことが基本になります。腐敗の有無の確認をはじめ、包装は破れていないのか確認、消費期限が過ぎていないか保存方法や輸送方法が適切であるのか、それぞれ細分化しながら確認をします。冷蔵や冷凍などでの保存が必要なものについては、状態を確認した後に冷蔵庫や冷凍庫に速やかに入れて保管をすることが大切です。また、HACCPでは輸送の際に温度管理が行われていたのか否かの確認も重要で、原材料が入荷した段階で表面温度を計測して記録を付けるよう心がけることも必要な作業です。

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